MPEG1

  • MPEG1は音声情報、映像情報、付加情報のデータを融合して1フレームのデータを構築する
  • それぞれの情報はパケット単位となる
  • パケットは、パケットヘッダと実データとで構成される
  • パケットヘッダには、パケットサイズ、時間情報(いつ復号化するか)、その他の制御情報が含まれる
  • 複数のパケットをひとまとめにしたものをパックと呼ぶ
  • パックにも、パックヘッダがつく
  • パックヘッダは、基準時間とビットレートが入っている
  • 動画の圧縮方法は空間領域と時間領域、両方に対して行われる
  • 空間領域の圧縮は、jpegでお馴染みのDCT(離散コサイン変換)
  • 時間領域の圧縮はかなり頑張る
    • 過去のフレーム画像からの差分データだけを保持する(一方向フレーム間予測)
    • 未来のフレームも利用して差分データだけを保持する(二方向フレーム間予測)
    • 動く物体を感知し、その動きベクトルから画像データを算出する(動き補償)
  • フレームはデータ量の異なる3種類のピクチャを使用する
    • Iピクチャ:時間領域圧縮をしていない画像データ
    • Pピクチャ:一方向フレーム間予測をした画像データ
    • Bピクチャ:二方向フレーム間予測をした画像データ
  • Bピクチャの復号化はややこしくて、フレームの並べ替えが必要となる
  • 音声の圧縮は3つの方式(Layer1-3)がある
  • Layer3はいわゆるmp3というやつ。非常に高い圧縮率を保持しつつ高音質を維持する。